新執行部の「みえる化」が課題−日病・堺会長(医療介護CBニュース)

 日本病院会の堺常雄会長は5月22日の代議員会・総会であいさつし、「われわれに課された課題の一つは『みえる化』ではないかと思っている」と表明。医療崩壊といわれている中で各病院が単独で頑張るのではなく、病院団体の一員として意見を出し、集約して行政に働き掛けることが重要だとの認識を示した。

 この日の代議員会・総会では、病院医療の再生や病院団体の再編などを重点項目とする今年度の事業計画などを了承。堺会長は同日の記者会見で、事業計画の中でも特に人材育成や「みえる化」、地域連携に力を入れる考えを示した。

 堺会長は「みえる化」について、「これだけ大きい組織になると、会員の皆さんは病院団体のキャビネットが何を考えているか分からないのではないか」との懸念を示した。その上で、「まずわれわれが何を考えて、どういうことをやろうとしているのかを提示し、それに従って会員の皆さんからいろいろな意見を出していただく」と述べた。

 病院団体の再編については、「例えば2つの団体が一緒になるとすれば、お互いの考えを尊重する必要がある」と述べるとともに、「お互い考えている方向性が分かれば、それに向けた行動ができる」として、できれば今年度中にある程度の方向性を見いだしたいとの意向を示した。再編の枠組みについては、「一概に言えない」としたものの、「公的病院や民間病院などの区別がなくなると思う」と述べた。また、病院団体の連携を強化すると同時に、病院団体と医師会との相互理解も深めるとした。


【関連記事】
「入院基本料を適正な水準に」―永生会・安藤氏
参院選で安藤氏ら5人の推薦を決定―日病の政治連盟
来年度事業計画など了承―日病が総会
特色ある取り組みで研修医を確保―日病シンポ
医療再生へ「現場の機能重視を」−日病・山本会長

<鳩山首相>韓国艦沈没「隣国がとんでもないことを」(毎日新聞)
参院選7月11日投開票=国会延長せず―政府・与党方針(時事通信)
河村市長が橋下知事と連携 名古屋「議会戦争」の混沌(J-CASTニュース)
この国をどうやって守る 本気で防衛論議を(産経新聞)
<鳩山首相>「国の出先廃止」各閣僚に指示(毎日新聞)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。